英国 TSS社の概要

 TSS社は、海底ケーブル・海底パイプラインの位置決定及び埋設深度調査機器の開発販売を行っております。

 特に海底通信ケーブルは、近年インターネットを含めた国際的な通信量の飛躍的な増大に伴い
各国を結ぶ海底ケーブル網が整備されてきており その保守管理は、非常に重要なものとなってきております。
 また、各種のパイプラインにおきましても、内容物の流出による環境破壊等の重大な事故が発生しないため、その正確な位置と埋設深度の情報は、
非常に重要なものとなってきております。


TSS 船上表示装置と水中ハウジングボトル


TSS340型 ケーブルトラッカー 水中部全景

 TSS340は、3枚の田の字の形をした サーチコイルから、特殊な電磁パルスを海底下に発射 電気伝導性のある金属に発生する誘導電流を検出
各コイルと対象物(ケーブルやパイプライン)との距離を計算します。 別途、高度計で海底までの高さを求め差し引くことで、埋設深度を求めます。
従来 磁気探査で行われていた調査では、対象物が磁性体で無いと測定不能でしたが、本システムでは、電気伝導性を持つ物質が含まれていれば
計測が可能となります。 近年 パイプラインの素材も非鉄金属に取って代わられて来ており また ケーブルも光ファイバーが主体となり、従来の磁気探査では、
検出が難しくなってきております。
 本システムの最大の特徴は、能動的に測定を行うことから、測定精度が 2〜3cmと非常に高い点です。
 
 

TSS350型 ケーブルトラッカー 

 TSS350は、測定したいケーブルやパイプラインに 特定の周波数の微弱電流(10mA〜250mA程度)を送信し その信号を 複数のサーチコイルで検出するシステムです。
TSS340同様に各コイルと対象物(ケーブルやパイプライン)との関係を計算します。 別途、高度計で海底までの高さを求め差し引くことで、埋設深度を求めます。
送信出来る電流にもよりますが、TSS340に比べて 圧倒的に探査範囲が広がり、埋設深度が深い場合に非常に有効となります。
ただし TSS340が能動的システムで 高い測定精度を持っていたのに比べ 受動的なTSS350では、精度が低下します。(約 20cm〜30cm)
TSS350では、対象物に特定の周波数の電流を流すことで検出しますので、複数のケーブルが交錯している現場では、非常に有効となります。
 


TSSデュアルトラック ケーブルトラッカー(TSS340・TSS350複合システム)

 デュアルトラックは、TSS340とTSS350を 複合させたシステムです。
船上表示装置からの指令によりどちらのモードにも瞬時に切り替えることが出来ます。
従来のようにシステムを変更するために ROVや埋設機を船上に回収する必要がありません。水中で使用する電力及びデータ転送ラインは、従来通りで済みます。
 TSS340 TSS350それぞれの持つ長所・短所を補うことが出来ます。